感想、全部垂れ流す

備忘録的に感想を書き連ねます

【親王】『光る君へ』大河ドラマ人物伝

 

 

為尊親王

第63代の冷泉天皇の息子で

第67代の三条天皇の同母弟。

生まれ歳は三条天皇と1年くらいしか違わないが、長兄の三条天皇が立太子。

妻は、藤原伊尹の9女。

大江匡衡の兄の娘の和泉式部とも懇ろな関係にあったとか。

しかし子供に恵まれず。

 

伝染病が流行っていた平安京を夜歩きしたために病気が移ったのか、1001年ごろから床に臥せり、26歳で崩御。

長兄が皇太子のまま、天皇の希望すら抱くことなく生涯を終える。

マブラヴを布教しようとしただけなんだ

本ページで紹介する作品は、18歳未満の方は視聴できない内容を含んでいます。
しかし本ページにおいては、18歳未満の方でも安心して閲覧できるように配慮しております。
是非、本ページでお楽しみいただき、全年齢版の発売をお待ちいただくか、18歳以上になった際にご購入いただけますと幸いです。



みんなもこれで布教だ!

 

もう、それはそれは好き勝手に使っていただいていいんですが、せっかくなら誰かに見せた時に「友達に見せたー!」ってコメント一言貰えると僕も嬉しかったりします

 

【源氏・平氏】『光る君へ』大河ドラマ人物伝

宇多源氏

源雅信

宇多源氏

子孫が多く、のちの時代にも名を残す

  • 庭田家(羽林家*1) 代々の庭田家の子女は皇室および伏見宮家に仕え、嗣子をもうける。*2
  • 綾小路家(羽林家) 庭田家の分家。雅楽の知識が庭田家ではなく綾小路家に伝わったため、師範家として朝廷に仕える。
  • 五辻家(半家*3*4
  • 佐々木氏(武家) 近江国蒲生郡佐々木荘を発祥に、後に源平合戦(治承・寿永の乱)で活躍し全国に勢力を広げた。*5

花山・一条・三条の3天皇の皇太子時代に東宮傅*6を務める。

藤原道長と、娘の倫子が結婚。

どうも娘を入内させようとしてる風な『栄花物語』の記載だが、それも果たして本当か? 兼家と謀ってないか? との議論もあるらしい。知らん。

 

何をしたって言うと分からんけど、藤原兼通の死後、左大臣に昇進。ってことでそもそもその時期には十分冠位が高い。

というのも、親父の敦実親王が一品親王*7だったのが理由なのか、早々と昇殿が許される。

従弟の村上天皇の践祚に伴って、順調にぐんぐん出世。

991年には同母弟の重信が右大臣に昇進し、兄弟で左右大臣を務める。

平惟仲

藤原兼家の家司*8

兼家に仕えてたらしいから、今までどれくらい出てたか分からんけど、6話以降出番増えるんちゃう?

知らんけど

 

祖母の藤原元姫が、女官として宮中に出仕して冷泉・円融両天皇の養育係を務めていたらしくて、それが所以となって、外戚である藤原伊尹との関係を持ったことが大きくて色々出世したっぽい。

 

ちなみに生まれは、父親・平珍材の現地妻(備中)の子供。

なのに、従三位に叙任されるという、地方出身者としては異例の出世らしい。

 

同僚の藤原有国と共に、「兼家の左右の目」と重用された。

そが功を奏してか、彼の次男・道兼の前妻であり、一条天皇の乳母の藤原繁子と結婚。

 

中納言従二位まで昇り、死去。

男児は不明。

*1:
羽林とは「羽の如く速く、林の如く多い」という意で、中国では北辰(北斗星)を守護する星の名称。それが転じて皇帝(天子)を護る宮中の宿衛の官名となった。日本では近衛府の別称(唐名)となり、近衛の将を任ずる家、すなわち羽林家となった。
ランクとしては、摂関家ー清華家ー大臣家ー羽林家ー名家ー半家

*2:

北朝第三代崇光天皇の妻で、南北朝時代の栄仁親王生母の資子

室町時代の後花園天皇および貞常親王(旧皇族11宮家の先祖)生母の幸子

後柏原天皇生母の朝子

本願寺顕如の生母

*3:
堂上家の中でも最下位の貴族。特殊な技術、家業を以って朝廷に仕えた。

*4:源仲章鎌倉殿の13人 第39回より 源仲章役・生田斗真さん - MAGMOE

*5:

六角氏(嫡流)

京極氏

分家

 乃木氏(乃木希典)

 尼子氏

それ以外の有名人 多過ぎ!

 佐々成政

 堀部安兵衛

 杉田玄白

 間宮林蔵

 大山巌

 山中幸盛(鹿介)

 黒田孝高(官兵衛)

 etc...

*6:皇太子(東宮)付きの教育官の一つ

*7:皇親(こうしん)に対して与えられた最も高い品位。一品親王は皇親の筆頭的な地位にあった。

*8:親王家および職事三位以上の公卿・将軍家などの家に設置され、家政を掌る職員

思い出を懐古

本ページで紹介する作品は、18歳未満の方は視聴できない内容を含んでいます。
しかし本ページにおいては、18歳未満の方でも安心して閲覧できるように配慮しております。
是非、本ページでお楽しみいただき、全年齢版の発売をお待ちいただくか、18歳以上になった際にご購入いただけますと幸いです。

16bit Sensation ANOTHER LAYER Anime Reveals Premiere Date and More

タイトル:アニメ:16bitセンセーション ANOTHER LAYER

原作:若木民喜、みつみ美里(アクアプラス)、甘露樹(アクアプラス)

監督:佐久間貴史

設定考証:RetroPC Foundation

アナザーレイヤー・メインストーリー:若木民喜、髙橋龍也

キャラクターデザイン:佐々木政勝

プロップデザイン:苗木陽子

 

 

原作(?)の、KADOKAWAから出版されている漫画は読んでたんですよ

それがアニメ化するっていうんで楽しみにしてたんですけど、すっかり存在忘れてて

前クール放送してたんですね

前話揃ってたので見ました

 

が、

原作と全然違う作品になっててびっくりしました

まさかタイムスリップするとは

思ってた感じと違ったので、ちょっとなんだかなーって気分でしたが

もっと、昔の豆知識とかを並べてくれるもんかと

 

なんかこのアニメ化も、こういう感じで原作と変わってくると、何を狙ったものかわかんなくなってきますよね

 

せっかくこんな尖った作品をアニメ化するって言うのであれば、懐古厨にもっと極端に振ってしまえばよかったのに

凄く残念でした

 

あとは、18禁ゲームを結構堂々と全面に出してたのはすげえなーって思いました

アニメで「ハピメアとか何年前の話してんねん」と思って調べたら、2023年にアナザー追加で新しく発売してんですか?

やば

ましろ色シンフォニーもリメイク出してたし

 

ましフォニはやろうかな

昔、ぱんにゃのぬいぐるみ買ったしね

 

【藤原北家九条流】『光る君へ』大河ドラマ人物伝

藤原北家九条流

藤原兼家

藤原師輔の三男に生まれる。

長男は伊尹(これただ)、次男は兼通(かねみち)。姉に安子(あんし)*1

伊尹には厚遇を受けたようで、長女・超子を入内させることにも成功している。のちに居貞親王を授かる。

それが功を奏して(?)、次男の兼通を越えて出世し始める。当然確執が生まれる。

 

伊尹が病気で、関白を辞任。安子の遺言により、兼通が先に関白に就任(?*2)。

確執のある兼通が関白になれば、当然不遇の時代を過ごす。

次女・詮子を円融天皇に入内させようとしたら、兼通に退けられる。

 

兼通が病気で、後継関白に従兄の藤原頼忠を指名。

権力は手中に入らないものの、次女・詮子を円融天皇へ嫁がせることに成功。懐仁親王に恵まれる。

 

円融天皇が譲位。花山天皇が践祚。懐仁親王が立太子。

このタイミングで関白を望むも、頼忠から奪えず。

しかしほどなく、花山天皇の寵愛した女御が急死。兼家一派はこれを利用(寛和の変)。

従一位・准三宮の待遇を受け、地位を確立。のち関白に任じられる。が、すぐに嫡男・道隆に関白を譲る。

 

兼家目線で言えば、長女と次女がどちらも入内。親王(のち立太子)を授かったため、冷泉系(三条系)と円融系のどちらに転んでも天皇の外祖父になるという勝ちパターン。

このやり方をそのままやったのが3男の道長。


藤原斉信(ただのぶ)

妹が、花山天皇に見初められた藤原忯子

親父は、冷泉天皇の嫁の兄

とんでもなく皇室に入り込んでいるものの、未来から見てる我々としては、花山天皇の子供が皇位を継いでないことから、終わった家系っぽい

 

って見えてたんですが、ちょっと違うらしい

藤原道長に接近して保身で踏ん張ったらしい。

 

それが功を奏して、道長の腹心として一条天皇の治世を支え、一条朝の四納言*3の一人に列された。

道長の娘で、一条天皇の中宮・彰子に仕えながら、位階も正2位まで昇進。

 

順調に見えた昇進も、これ以降は道長の息子たちに抜かれていく。まあ仕方ないか。

 

枕草子に中関白家以外の男性貴族で最も登場してる辺り、詩にもかなり精通してたっぽいですがそのあたりは今後の勉強次第で。

藤原義懐(よしちか)

今作の大河で一番ビビった人

知り合いの友達が、高橋光臣さんらしい

俺も会いたい

大河出演者が友達とか羨ましすぎる

俺も話聞きたい

 

家系図を見れば分かる通り、花山天皇の外戚

でも、彼は伊尹の5男

普通に考えれば権力のけの字も入ってこないと思いきや

花山天皇の践祚時には、親父の伊尹だけでなく、兄貴もことごとく死んでるし、姉の藤原懐子も死んでる

外戚で残されたのは彼だけでした

 

花山天皇的にも、藤原兼家とかにずっと牛耳られるのは嫌なんでしょうね

外戚とか、乳母子の藤原惟成あたりにある程度は依存度が出るでしょうね

 

んで女癖の悪い花山天皇は藤原忯子を溺愛

それが、義懐の嫁の実妹らしいので、もうそれはそれは圧力をかけるかける

まあ結局身ごもったまま死ぬんですけどね

 

で、寛和の変で出家した花山天皇を目の前にした義懐は絶望

自分の権力の基盤を失ったも同然なので、一緒に出家

 

数人男児がいたらしいが、どれもこれも早くに出家

どうせ兼家、道長に圧力がかけられたんでしょう

一代限りの栄華

 

 

参考文献

倉山満. 皇室論 日本の歴史を守る方法. ワニブックス, 2023, 254p.

倉山満. 日本一やさしい天皇の講座. 扶桑社, 2017, 188p.

平安時代の歴史物語『大鏡』と『栄花物語』の違いとは?編年体と紀伝体 | ものがたりする平安(2024-01-21)

花山天皇・藤原兼家によって退位させられた自由奔放な天皇 | 歴史好きブログ(2024-01-21)

(19) 藤原斉信(ただのぶ)の登場 | 『枕草子日記的章段の研究』発刊に寄せて(赤間恵都子) | 三省堂 ことばのコラム(2024-01-22)

藤原為時の和歌集 勅撰和歌集 八代集より。平安中期の貴族文化(2024-01-24)

*1:村上天皇中宮。冷泉天皇と円融天皇を出産。

*2:ちょっと摂政と関白がごちゃごちゃしてて、よく分からん。分かったら追記予定。伊尹が辞任したのが摂政なのか関白なのか分からん。

*3:藤原公任・藤原行成・源俊賢・藤原斉信